若杉

東京都社会人サッカーリーグ2部3ブロック　第1節

戦評

若杉は都リーグ開幕戦を迎えた。新加入選手8名のうち5名がスタメンに名を連ねた新生若杉。初陣を逆転勝利で飾り、8年ぶりの開幕戦勝利となった。
対戦相手はFLUTTO-FLUTTO。おそらく公式戦では初対戦。何度か練習試合をしたことがあるだけ。
コイントスで負け風下に構える若杉のキックオフで試合開始。朝方降り続いた雨の影響で濡れたピッチと強めの風は若杉に味方をしなかった。 開始2分、左サイドからDFラインの裏に簿ロングボールを入れられると、風で伸びたボールの処理を誤りあっさりと先制点を許してしまう。 ロングボールが使えず、地上での戦いを選択すると少しずつリズムが出てくる。13分には顕人、良太が運んだボールを河内がシュート。得点にはならなかったがいいテンポでシュートへ持ち込んだ。 同点に追いついたのは18分。右サイドコーナー付近でFKを得るとキッカー村田のボールを中央で待つ山﨑がヘディングシュート。的確なラインコントロールで相手の攻撃をシャットアウトすると、ボールを繋いで主導権を握る。 そうなると、相手のファウルが増え始め、相手陣内での時間も増えてゆく。前半終了間際には、相手陣内の深い位置でのボールを奪うと複数の選手が絡んでPA内に侵入。 最後は河内の横パスを晃己を振り向き様にシュートし逆転に成功。1点リードでハーフタイムを迎える。
後半も開始直後に失点。パスカットから縦パスを入れられると、右サイドを突破され同点に追いつかれてしまう。風上の利を生かし、相手陣内での時間を増やすとすぐに追加点が生まれる。 50分、右サイドのCKがファーまで流れたボールを拾った良太が切り返しで相手をかわしセンタリング。ゴール前で待つ晃己が頭で合わせてこの日2点目。 67分には村田の縦パスに反応し、DFラインの裏に抜け出した晃己がGKの頭上を越えるループシュートを決めてハットトリック達成。 残り20分、攻め急ぐ相手の攻撃を守りきり、幾度となくチャンスを作り出すものの、追加点を奪えず4-2で試合終了。
2部で優勝した2008年以来8年ぶりの開幕戦勝利。次節は1部時代に幾度となく対戦したFC新宿との対戦。