若杉

東京都社会人サッカーリーグ2部3ブロック　第13節

戦評

残り2試合となった若杉のリーグ戦は東京多摩フットボールセンター南豊ヶ丘フィールドで行われた。試合会場は今春に完成した人工芝のピッチ。 廃校となった小学校跡地を利用しているため、ロッカーやシャワールームには教室の名残りが感じられた。
対戦相手のNTT DATA FCとは初対戦。リーグ戦の勝点が拮抗しているため、お互いに勝てば順位を上げるチャンスとなる試合。
相手チームのキックオフで試合開始。先制点は35秒。敵陣右サイドでインターセプトした一貴がドリブルで流れながら、左サイドへ。向きを変えて中に向かってドリブル突破から、中央で待つ晃己にパス。ワンタッチで相手DFをかわして流し込む。 6分には追加点。相手DFからボールを奪った晃己がドリブルで持ち上がり、GKの頭上を越えるループシュート。その後も、厳しいプレスでボールを奪い相手ゴールへと迫るが、なかなかゴールには結びつかない。 2点リードで気が緩んだのか、奪ったボールを前に運べず、自陣内での試合が続く時間帯もみられた。しかし、DF陣の踏ん張りで失点は許さず、2点リードのまま試合は後半へ。
後半はDFラインを下げて、カウンターから追加点を狙うが、シュートまで持ち込めず逆にカウンターをくらう場面が多くなる。決定機を迎えてもシュートが枠を捉えきれず、肝心な3点目を奪えないままに時計は過ぎてゆく。守っては集中した守備で相手に十分な体勢でシュートを打たせず、3試合ぶりの無失点試合。 キックオフ直後に上げた2点を守りきって今シーズン5勝目を上げた。